研究課題/領域番号 |
23K16110
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
上村 藍太郎 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (00804535)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 内因性カンナビノイド |
研究開始時の研究の概要 |
口腔顔面部の外科治療に伴う神経損傷は、神経障害性疼痛(神経痛)を引き起こし、患者の生活の質を損なう。神経痛は、脳機能の変調を基盤とする疾患である。申請者は、神経痛の治療法開発を目指して、神経損傷による三叉神経脊髄路核尾側亜核部(Vc部)の機能変調メカニズムの解明を続けている。本研究では、慢性期を対象として、内因性カンナビノイド機構は痛み応答を制御するNMDA受容体活性に影響すると考え、実験を行う。
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研究実績の概要 |
眼窩下神経部分切断群の切断側では切断後3日から行動実験において痛覚過敏が生じていることが示された。免疫組織学的解析から、三叉神経脊髄路核(Vc)におけるMAGL陽性神経細胞が有意に増加すると同時に、ミクログリアが増加していることが観察された。また神経部分切断群にJZL184を投与することで濃度依存的に鎮痛作用が得られた。免疫組織学的解析から、JZL184の投与によりMAGL陽性神経細胞は有意に減少した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍における移動制限による実験の遅れが影響している。
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今後の研究の推進方策 |
これまで示した免疫組織学データを合わせて、電気生理学な検討も進める予定としている。
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