研究課題/領域番号 |
23K16111
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
曽我 麻里恵 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (20709365)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 放射線治療 / 放射線性う蝕 / 頭頸部癌 |
研究開始時の研究の概要 |
放射線治療後のう蝕(放射線性う蝕)の原因は、放射線による歯質の脆弱化や唾液量低下 による口腔環境の変化と唾液生理作用の低下と考えられているが、すべてが in vitro studyの結果からの推論であり、臨床におけるリスク因子とそれらの重要性としての重み付けや照射線量との関係については、未だ明らかではない。 本研究では、放射線う蝕について、1)歯、唾液腺、顎骨の線量、2)唾液量、細菌叢の変 化、口腔環境因子との関係を明らかにし、リスク因子の特定と重み付けを行い、線量を加味した新たな放射線う蝕の管理法を考案する。
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研究実績の概要 |
頭頸部放射線治療の晩期有害事象の一つである放射線性う蝕の歯性リスクについて解析するため、頭頸部放射線治療患者の歯科管理を行っている。 研究対象として①同意取得日の年齢が20歳以上かつ残存歯10歯以上の患者、②研究期間内に新規に放射線療法が実施される頭頸部癌患者を基準としているが、「残存歯数が少ない患者」、「新規放射線治療ではなく術後照射が行われる患者」、「対象期間中に追加治療が行われる患者」、「当院以外での管理へ移行する患者」が多く、症例の収集が遅れている。 対象症例の基準や歯科管理・データ収集方法など研究モデルの再考が必要と思われる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究対象に適する症例が少なく、また観察期間中に追加治療が必要になるなど除外基準に相当するケースが多く症例の収集が遅れている。症例の収集の遅れに伴い、データ収取も滞っているため、研究モデルの再考が必要と思われる。
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今後の研究の推進方策 |
研究対象や管理方法について再考が必要。
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