研究課題
若手研究
頭頸部癌の放射線治療における最も深刻な合併症のひとつである放射線性顎骨骨髄炎は、難治性で有効な治療法がない。近年では、筋線維芽細胞が関わる過剰な線維化が要因のひとつとして、重要視されている。一方、筋線維芽細胞による線維化とミトコンドリアとは密接な関係があるが、放射線性顎骨骨髄炎の線維化における筋線維芽細胞とミトコンドリアの関連性については知見がない。本研究の目的は,放射線性顎骨骨髄炎における筋線維芽細胞とミトコンドリア機能との関連性を調査し、放射線性顎骨骨髄炎の治療や放射線照射後の瘢痕予防につながる新規治療法を開発することである。