研究課題
若手研究
OLP は白板症や他のびらん性疾患との鑑別が必須であり、一部のOLP症例では初期口腔癌への悪性転化が認められるため、OLP の発症・病態進展の抑制が重要である。 われわれはOLPの病態進展において、リンパ球浸潤におけるTh1/2 バランスと樹状細胞の関与に着目し、その病態進展には上皮由来のTSLP が関与していることを明らかにした。本研究では、先行実験で上皮からの発現亢進を認めたカテプシンKに注目し、OLP の病態解明を目的に、カテプシンKの病態形成における役割について、Tg-マウス作成を含め詳細に検討する。最終的には同分子を標的とした治療戦略の確立を目指す。