研究課題
若手研究
口腔粘膜炎は放射線療法の完遂率を低下させ,患者のQOL低下を招く有害事象の一つであるが,放射線誘発口腔粘膜炎(RIOM)の治療法は確立されていない。RIOMの治療法開発には,①マウスモデルの開発,②治療薬の選択が必要である。しかし,RIOM発症に適した汎用性・再現性に優れたマウスモデルはないためRIOM発症マウスモデルを確立する。治療薬の選択については,原因療法が確立していないため,強力な抗炎症作用を有し創傷治癒効果を持つペプチドのグレリン,グレリンと同様の効果があるアナモレリンを使用して, RIOMに対する創傷治癒効果の検討を行う。