研究課題
若手研究
IFN誘導性ケモカインにおけるDPP-4切断感受性の抗腫瘍作用に対する影響を解析するため、IFN誘導性ケモカイン(CXCL9、CXCL10、CXCL11)の変異体をSCCVII細胞に遺伝子導入した安定発現株を同系の近交系マウス(C3H/HeJ)に移植し、抗腫瘍活性、腫瘍組織におけるDPP-4の発現および浸潤免疫細胞について解析を行う。またDPP-4阻害薬の投与によりIFN誘導性ケモカインの抗腫瘍作用が増強するか検討する。さらにヒト口腔扁平上皮癌症例における免疫組織科学的解析によりDPP-4の発現と浸潤リンパ球の動態ならびに臨床病理学的因子との関連性について検討する。