研究課題/領域番号 |
23K16146
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
伊賀 利香 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20968177)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 創傷治癒 / ミトコンドリア |
研究開始時の研究の概要 |
口腔粘膜は皮膚よりも早く治癒し、瘢痕ができにくいとされており、さまざまな比較が行われてきた。しかし、口腔粘膜の治癒のしやすさと、ミトコンドリア量やミトコンドリアトランスファーとの関連性は不明である。本研究は、口腔粘膜および皮膚に存在する細胞の違いをミトコンドリア量やミトコンドリアトランスファーに着目して、調査し、「ミトコンドリア供給の増加」という新たなアプローチで創傷治癒に対する新規治療法を開発することを目的としている。
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研究実績の概要 |
口腔粘膜は皮膚よりも早く治癒し、瘢痕ができにくいとされており、さまざまな比較が行われてきた。しかし、口腔粘膜の「治癒のしやすさ」と、周囲幹細胞の「ミトコンドリア量」や「ミトコンドリアトランスファー」との関連性は不明である。本研究は、口腔粘膜および皮膚に存在する幹細胞の違いを「ミトコンドリア量」や「ミトコンドリアトランスファー」に着目して調査し、「ミトコンドリア供給の増加」という新たなアプローチで創傷治癒に対する新規治療法を開発することを目的としている。in vitroでの実験として、ヒト口腔粘膜由来線維芽細胞とヒト皮膚由来線維芽細胞を用い、6-well plateに播種し、インキュベーター内で37℃、5%CO2の条件下で培養し、細胞数を増やした。ミトコンドリア活性化剤(AICAR)投与による反応性の違いを確認した。in vivoでの実験として、皮膚欠損モデルとして、8週齢のSDラット背部皮膚に直径8mmの円形の全層皮膚欠損創を作成し、口腔粘膜は、頬粘膜に2mm×2mmの上皮欠損を作成した。現在、実験系の確立を行っている。今後、創傷治癒過程における各細胞のミトコンドリア量とミトコンドリアトランスファーの解析を行っていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
「研究者のその他の業務の多忙、親族の介護、身内の不幸、子の養育(産前産後休暇または育児休業の取得によるものも含む)、怪我や病気によるもの」に当てはまる事情により、研究の進捗状況が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に従い、すすめていく。
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