研究課題/領域番号 |
23K16169
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
菊池 真理子 昭和大学, 歯学部, 助教 (40908381)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | メラトニン / 口腔細菌叢 / 唾液 / ディスバイオーシス / 口腔粘膜疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
睡眠ホルモン、メラトニンは脳の松果体から分泌され、免疫系にも作用し、炎症抑制、抗酸化作用、抗ストレス作用なども有する。メラトニンは唾液腺や免疫器官からも豊富に分泌され、口腔エコシステムにおいて何らかの生理的機能を有すると考えられるが充分解明されていない。メラトニンは、腸内細菌叢の構成異常(ディスバイオーシス)を是正する機能があることや、酸化ストレスの原因である活性酸素を抑制することが示唆されており、口腔でも同様の機能を有する可能性がある。本研究では、唾液中のメラトニンによる口腔細菌叢との関連を検討することで、最終的には脳-口腔連関の包括的理解を目指す。
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研究実績の概要 |
2023年度は、唾液メラトニンによる口腔細菌への影響を調べる目的で、コントロールマウスとメラトニン投与マウスに対し口腔内をPBS洗浄して口腔内細菌を回収し、細菌叢解析を行った。同時に糞便から腸内細菌の変化も確認した。 またメラトニンによる血液流動性への影響を調べるためにマウスの心臓から血液を採取し、血液流動性測定装置(MCFAN)で血液の変化を確認した。加えてマウスの尻尾を切断し出血時間を測定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度はメラトニンによる血液流動性への影響について主に実験してきたが、実験時間の十分な確保ができず進行に遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
今後はメラトニンによる血液流動性への影響において、出血時間以外にも血液凝固因子に関しても調べていきたいと考える。また唾液中のメラトニンによる口腔細菌叢との関連についても実験を進めていきたいと考える。
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