研究課題
若手研究
進行性下顎頭吸収(Progressive Condylar Resorption: PCR)においては成長中の下顎頭骨・軟骨破壊が顎変形症を誘発する要因となる可能性が指摘され、矯正治療中に発症した場合には、当初の治療目標が達成できないなど大きな問題となる。また、難治性疾患に認定されており、発症機序や原因については不明な点が多いのが現状である。したがって、病的状況下を含む頭蓋顎顔面における各種aryl hydrocarbon receptor(AhR)リガンドを介したマクロファージや破骨細胞の分化機構およびAhRシグナルの影響を解明し、その基礎的背景を明らかにする。