研究課題
若手研究
口臭は他人が最も不快に感じる体臭の一つである。口臭の原因には、硫化水素(H2S)が知られており、我々は特にActinomyces naeslundii(A.naeslundii)がシステインを代謝することで、最も多くH2Sを産生することを見出した。さらに、糖(グルコース)が共存することで、グルコース濃度依存的に菌増殖以上にH2S産生が増加することを明らかにした。本研究では、グルコース存在下でのA.naeslundiiのH2S産生増加において、菌体内外代謝や遺伝子発現解析を中心にその増加機構の仕組みを解明し、新たな口臭予防の治療に繋げる。