研究課題/領域番号 |
23K16255
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
吉田 秀平 広島大学, 病院(医), 助教 (90837171)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ヘルスサービスリサーチ / 被爆者 |
研究開始時の研究の概要 |
広島に原子爆弾が投下され、令和4年で77年が経過した。被爆者特有の健康問題に加え、被爆者も高齢化に伴い、様々な健康問題が顕在化している可能性がある。しかし、被爆者と認定された高齢者が他の高齢者と比較して受けている医療がどのように異なるかについての実証研究は乏しい。そこで本研究では被爆者の医療サービス提供に関して検証する。検証に当たり、広島の医療機関の電子カルテ情報を利用したコホートとレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を利用した広島県内全医療機関を対象としたコホートをそれぞれ構築する。被爆者の入院日数や医療費、利用医療機関などの医療ニーズの変化を、地域別・経時的に明らかにする。
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研究実績の概要 |
広島に原子爆弾が投下され、令和4年で77年が経過した。被爆者は原爆医療法の下で、指定された医療機関において無料で医療を受けることができる。被爆者特有の健康問題に加え、被爆者も高齢化に伴い、様々な健康問題が顕在化している可能性がある。しかし、被爆者と認定された高齢者が他の高齢者と比較して受けている医療がどのように異なるかについての実証研究は乏しい。そこで本研究では、被爆から70年以上経過しても追跡をできる我が国の認定制度を利用し、被爆者の医療サービス提供に関して検証する。検証に当たり、広島の医療機関の電子カルテ情報を利用したコホートとレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を利用した広島県内全医療機関を対象としたコホートをそれぞれ構築する。被爆者の入院日数や医療費、利用医療機関などの医療ニーズの変化を、地域別・経時的に明らかにする。ウクライナを含む様々な世界情勢の不安定化やエネルギー需要の増加に伴う原子力発電所の再稼働が進む中で、これらの変化をエビデンスとして明らかにすることで、我が国の被爆者への医療支援を他国に示し、更に高齢化する被爆者への今後の医療政策に対する提言を行う。 2023年度は、NDBデータベースに対して、必要データの申請を行いデータの到着を待っている状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データの申請は終了し、厚生労働省よりデータの到着を待っている状態である。
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今後の研究の推進方策 |
厚生労働省よりデータが到着し次第、解析を行い、結果をまとめていく方針である。
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