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高齢者の認知機能低下発現を予測するバイオマーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K16260
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関大分大学

研究代表者

折橋 隆三  大分大学, 医学部, 助教 (00909418)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード高齢者 / オキシトシン / sTREM2 / BDNF / 認知機能 / 脳画像 / 抑うつ / バイオマーカー開発 / 脳画像解析
研究開始時の研究の概要

これまでに佐賀県伊万里市黒川町で平成16年~令和3年に6期に分けて行ってきた地域在住の高齢者を対象とした疫学調査のデータと試料を使用し、血清中のバイオマーカー(オキシトシン、sTREM2、コルチゾール、BDNF、proBDNF、CRPなど)の濃度と脳体積、認知機能などの関連を横断的また縦断的に解析して明らかにする。そしてここで新たに得られた結果を黒川町在住の高齢者に引き続きタイムリーに還元し、高齢者自身の疾病の予防や健康維持への関心に応えること、そして高齢化が進展する中での健康寿命の延伸と医療費の軽減に繋がるよう遂行する。

研究実績の概要

この研究の目的は、高齢者の認知機能低下を事前に予測する生物学的指標(バイオマーカー)の開発を行うこと、より効果的な認知症予防のためのエビデンスを確立することである。その結果、高齢者自身の疾病の予防や健康維持への関心に応え、高齢者の健康寿命の延伸と医療費の軽減に寄与することである。
これまでに佐賀県伊万里市黒川町で平成16年~令和3年に6期に分けて行ってきた地域在住の高齢者を対象とした疫学調査のデータと試料を使用し、血清中のバイオマーカー(オキシトシン、sTREM2、コルチゾール、BDNF、proBDNF、CRPなど)の濃度と脳体積、認知機能などの関連を横断的また縦断的に解析して明らかにする。そしてここで新たに得られた結果を黒川町在住の高齢者に引き続きタイムリーに還元し、高齢者自身の疾病の予防や健康維持への関心に応えること、そして高齢化が進展する中での健康寿命の延伸と医療費の軽減に繋がるよう遂行する。
令和5年度は、これまでに得られたデータから、高齢者の血清中のオキシトシンと老年期うつ病評価尺度との関連について有意な所見をまとめた。その内容について英語論文を作成し、学術雑誌に論文を投稿し受理、掲載された。現在は、血清中のsTREM2と前頭葉機能検査との関連について、また血清中の脳由来神経栄養因子とオキシトシンとの関連について有意な所見をまとめ、英語論文を作成し、学術雑誌に論文を投稿している。現在査読中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

必要なデータを解析し、順次論文の作成と投稿を進めることができている。

今後の研究の推進方策

現在投稿中の論文の査読が終了し次第、修正を行い早期に受理、掲載されるよう進めていく。引き続き、種々のバイオマーカーと、脳体積、認知機能、抑うつなどとの関連について、横断的また縦断的に解析して明らかにしていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Association between serum oxytocin levels and depressive state in community-dwelling older adults: A cross-sectional study2023

    • 著者名/発表者名
      Ryuzo Orihashi, Yoshiomi Imamura, Shigeto Yamada, Akira Monji, Yoshito Mizoguchi
    • 雑誌名

      Psychiatry and Clinical Neurosciences Reports

      巻: 2 号: 2

    • DOI

      10.1002/pcn5.97

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Salivary 3‐methoxy‐4‐hydroxyphenylglycol and MRI‐based volume change of the precuneus in community‐dwelling elderly people2023

    • 著者名/発表者名
      Ohishi‐Fukuchi J, Imamura Y, Orihashi R, Kunitake H, Kunitake Y, Tateishi Hi, Yamada S, Monji A, Mizoguchi Y
    • 雑誌名

      Psychogeriatrics

      巻: 23 号: 4 ページ: 675-681

    • DOI

      10.1111/psyg.12976

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 地域在住の高齢者における血清オキシトシン濃度と抑うつ状態との関連2023

    • 著者名/発表者名
      折橋隆三、今村義臣、溝口義人
    • 学会等名
      第75回九州精神神経学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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