研究課題/領域番号 |
23K16269
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
青木 拓也 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30631452)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 医療の質 / 患者中心性 / Patient Experience (PX) / 患者経験価値 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、医療の質の中核特性の一つである患者中心性の質指標として、Patient Experience (PX)が国際的に注目を集めている。しかし我が国では、医療機関がPX評価・分析を医療の質改善に繋げるための基盤はまだ整っていない。 そこで本研究は、①幅広いセッティングを包括したPX大規模データベースの構築、②データベースを活用したPX向上を促進する医療提供要因とそのメカニズムの解明、③PXベンチマーク評価に有用なケースミックス調整法の開発を目的とする。本研究の成果は、PX評価・分析に基づく医療の質改善活動の普及を通して、我が国における患者中心性の質向上に寄与することが期待される。
|
研究実績の概要 |
近年、医療の質の中核特性の一つである患者中心性の質指標として、Patient Experience (PX)が国際的に注目を集めている。しかし我が国で は、医療機関がPX評価・分析を医療の質改善に繋げるための基盤はまだ整っていない。 そこで本研究は、1.幅広いセッティングを包括したPX大規模データベースの構築、2.データベースを活用したPX向上を促進する医療提供要因と そのメカニズムの解明、3.PXベンチマーク評価に有用なケースミックス調整法の開発を目的とする。本研究の成果は、PX評価・分析に基づく医療の質改善活動の普及を通して、我が国における患者中心性の質向上に寄与することが期待される。 本年度は、プライマリ・ケア領域、救急医療領域、リハビリテーション領域などにおけるPX評価の現状をレビューするとともに、PXの視点から多疾患併存(マルチモビディティ)患者の治療負担を測定する日本版尺度を開発し、その内容的妥当性の検証を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究課題の初期段階である文献レビューや指標の選定作業、PXデータベース構築のための計画立案が、概ね当初の計画通りに進行しているため。
|
今後の研究の推進方策 |
次年度以降は全国的なPXサーベイを実施し、データベースの構築・解析を実施する予定である。
|