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患者複雑性評価尺度「日本語版PCAM」の妥当性・信頼性及び患者複雑性と再入院の関連

研究課題

研究課題/領域番号 23K16291
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

杉山 佳史  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30875539)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワード患者複雑性 / 日本語版PCAM / 妥当性・信頼性 / 再入院
研究開始時の研究の概要

日本語版PCAMは4領域(身体の健康と心の安寧、社会的環境、健康リテラシーとコミュニケーション、サービスコーディネーション)にまたがる12項目から患者複雑性を評価する尺度である。本研究は、二次医療機関における日本語版PCAMの妥当性・信頼性を検討したうえで、日本語版PCAMで測定した患者複雑性と退院後1年以内の再入院との関連を検討することを目的とした、多機関共同の前向きコホート研究である。

研究実績の概要

患者の生物学的側面と心理社会的側面の両方に注目が集まりつつある。20世紀半ばに主流であった生物学的モデルに代わる全人的なモデルとして、生物心理社会モデルが1970年代後半に提唱された。さらに近年では、生物心理社会的要因が複雑に絡み合って併存する「患者複雑性」を評価し、治療やケアに役立てようという動きがみられるようになった。
また、高齢者人口の増加や社会格差の拡大という点においても、患者複雑性の重要性はますます増している。特に日本において、2019年10月現在、高齢化率は28.4%にまで達し、世界で最も高い高齢化率となっている。さらに、所得格差を反映するジニ係数や相対的貧困率が徐々に上昇し、社会的格差も徐々に拡大している。結果として、日本では患者複雑性を評価することが、より一層重要なテーマになっている。
しかしながら、世界的に見ても患者複雑性とその他の指標との関連を明らかにした研究は少なく、日本に目を向けるとその数はさらに少ない。本研究は、二次医療機関における日本語版PCAM(患者複雑性評価ツール)の妥当性・信頼性を検討したうえで、日本語版PCAMで測定した患者複雑性と退院後1年以内の再入院との関連を検討することを目的とした、多機関共同の前向きコホート研究である。
2023年度には、評価項目、観察・検査項目、統計解析、選択・除外基準などを含めた研究計画の見直しを行い、東京慈恵会医科大学倫理委員会へ審査申請を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年上半期には、東京慈恵会医科大学倫理委員会へ審査申請を予定していた。しかしながら、評価項目、観察・検査項目、統計解析、選択・除外基準などを含めた研究計画の見直しを行い、予定以上の時間が必要となり予定がやや遅れている。

今後の研究の推進方策

2024年7月から2025年10月までデータ収集を予定している。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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