研究課題
若手研究
好酸球性食道炎とは、食物や空気中に含まれる物質が抗原となって食道の消化管粘膜上皮に好酸球炎症と機能異常を起こす慢性アレルギー性疾患である。申請者は好酸球性食道炎の発症リスクがアルコールであることを臨床研究で見出したため、好酸球性食道炎のアレルギー炎症をアルコールが促進しているとの仮説を検証する目的で臨床的・基礎的検討を行う。またアルコールを介した肝臓からの刺激が好酸球性食道炎の再燃に影響しているという仮説を検証する目的で臨床的・基礎的検討を行う。アルコールと好酸球性食道炎の関連を探索することで食道‐肝相関の新規経路解明および肝臓を標的とした好酸球性食道炎のさらなる病態解明の礎となる。