研究課題
若手研究
健康格差の縮小は重要な課題であるが、現状では記述統計およびエビデンスが乏しい。本研究はわが国の健康格差の対策に向けた公的統計データと医療ビッグデータの活用法を検討する。具体的には国勢調査と人口動態統計(死亡・出生)・がん登録など罹患統計との精度の高いリンケージを実施し、学歴別の死亡率・罹患率の推計や社会経済状況と生活習慣の関連などの分析を行う。わが国の健康格差の特徴を明らかにするとともに、統計のリンケージの手法検討など公的統計データ分析の標準化など活用法を確立し、わが国の健康格差を網羅的・長期的に分析して将来の対策につなげるための包括的研究を実施する。