研究課題/領域番号 |
23K16346
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 独立行政法人国際協力機構(緒方貞子平和開発研究所) |
研究代表者 |
駒澤 牧子 独立行政法人国際協力機構(緒方貞子平和開発研究所), 緒方貞子平和開発研究所, 研究員 (60900529)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 性と生殖に関する健康 / 思春期 / 避妊 / 望まない妊娠 / 介入研究 / 実装研究 / アフリカ / リプロダクティブヘルス / サブサハラアフリカ |
研究開始時の研究の概要 |
ウガンダでは、10代の女子の4人に1人が妊娠を経験しており、望まない妊娠も少なくなく、将来にわたる女性の身体と心の健康を阻害していることが大きな社会問題となっている。本研究では2県の女性15-19歳、男性15-24歳を対象に、若者が日常的に利用する携帯電話販売店を介して、性と生殖に関する健康やジェンダー平等に関する啓発と必要なサービスを提供するプログラムを開発し、望まない妊娠を低減させる効果を検証し、その成果をウガンダ政府に提言し全国展開を促していくことを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、ウガンダの10代の望まない妊娠を低減するために、携帯電話店(ベンダー)を介して「性と生殖に関する健康(SRHR)」に関する情報とコンドームを提供するプログラムを開発し、その有用性を検証し、その成果を広く同国内に実装していくことを目指すものである。 2023年度は「探索期」と位置づけ、前半は研究準備期間とした。第一四半期においては研究デザインを精査し、第二および第三四半期において現地の実施環境を精査し、10月に共同研究機関(ブソガヘルスフォーラム)と調査実施契約を締結した。その後現地および本邦の倫理審査委員会における倫理審査手続きを開始した。同年11月より現地において形成調査(実施可能性研究、ベンダー調査、10代の若者、彼らを取り巻く地域のリーダー及び親等関係者インタビュー、ベンダーを対象としたグループディスカッション等)を実施し、現地の10代の性行動に関する実態、ベンダーの営業状況・資質、本研究デザインの実施可能性および効果期待度について探索を行った。その結果を受け研究プロトコールを最終化し、2024年1月に同論文を国際学術誌「BMJ Open」誌に投稿し、同年3月に採択され、翌4月に公開された。なお、同年1月に大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)センターに臨床試験登録を行い、広く世界に本研究計画を周知した。 さらに2024年2月~3月において、ベースライン調査を実施し、介入群及び対照群で10代の男女、計1,281名の有効回答を得て、2024年4月より分析を開始している。本研究の探査期の成果として、日本国際保健医療学会第37回東日本地方会(2023年7月1日)において、「東ウガンダにおける10代の意図しない妊娠の実態と背景」を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実施計画に沿って、計画どおり進捗している。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は「介入期」と「効果検証期」と位置づけている。2024年5月より介入地域の携帯電話店(ベンダー)30店舗にて、介入(3種のプログラム:妊娠や避妊に関する情報提供、教材配布、コンドームの配布、必要な医療機関への紹介)を8月まで実施する。また2024年9月~11月にはエンドライン調査を実施し、効果を検証する予定である。なお、2024年5月にウガンダ保健省のリプロダクティブヘルス担当者と面談し、研究進捗について適宜情報交換を行いながら、介入研究後の社会実装に向けて、他ドナー(特にUSAIDおよびUNFPA)との対話を強化していくこととした。
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