研究課題/領域番号 |
23K16355
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
LUO YAN 京都大学, 医学研究科, 助教 (10963308)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 用量反応メタ解析 / 関節リウマチ / 生物学的製剤の減量 / 生物学的製剤 / 維持治療 / 最適化 |
研究開始時の研究の概要 |
関節リウマチは長期的薬物治療を要する難病であるが、生物学的製剤の導入により予後が大きく改善してきている。一方、生物学的製剤の継続治療において、副作用を最小限にとどめながら再燃を抑えるため、用量を適切に調整する必要がある。本研究の目的は、新たな用量反応メタ解析手法を創出し、関節リウマチ患者ごとに適切な生物学的製剤の維持治療方針を確立することである。この新規手法は患者個人データに基づいた手法であり、個人特性に応じた用量反応がわかる、治療反応を見ながらフレキシブルな用量調整効果が見られるという強みがある。この手法にて患者ごとに最適された継続治療方針を提示し長期的予後の改善に寄与することが期待される。
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研究実績の概要 |
関節リウマチは治療が長期にわたり必要な難病であるが、最近では生物学的製剤の登場により患者の予後が大幅に向上している。しかし、生物学的製剤の継続治療において、再燃を抑えながら副作用を最小限に抑えるためには、適切な投与量を調整することが必要である。この研究の目的は、新しい投与量反応メタ解析手法を開発し、個々の患者に適した生物学的製剤の継続治療方針を確立することである。 今年度は主に研究計画をしてデータ収集を行った。具体的に、関節リウマチの継続治療に関するランダム化比較臨床試験を網羅的に検索し包含基準を満たす研究を同定した。現在研究計画書の作成に取り組んでいる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
現在、研究計画書の作成と関連する臨床試験の同定に取り組んでいる。責任研究者が今年度から教育に重点を置く職務へ異動し、初年度は教育に時間を割くため、研究に専念する時間が減少したことが理由と して考えている。
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今後の研究の推進方策 |
まず、来年度に研究計画書を作成し、共同研究者と研究の方針や進行予定を策定する予定である。 次に、包括的な検索によって文献をスクリーニングし、関連する研究を同定する。解析の段階では、まず試験レベルでの特徴量を用いた既存の用量反応メタ解析により、最適な減量の目安と減量の開始時期を明らかにする。 次の年度からは、同定した臨床試験からindividual participant dataを取得し、それをもとに患者のベースライン特性および治療反応等の時間依存型共変量を取り入 れた新規用量反応メタ解析手法を開発する。そして、この手法を用いて、患者個人の特性に合わせた減量方針と、患者の反応に応じたフレキシブルな減量方法を解明する。
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