研究課題/領域番号 |
23K16358
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
鈴木 裕美 香川大学, 医学部, 助教 (00644733)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ネット依存症 / 治療キャンプ / 小学生 / 中学生 / 縦断的追跡調査 |
研究開始時の研究の概要 |
ネット依存症は世界的な社会問題となっており、日本における大規模調査でも重度のネット依存症が激増している。教育現場でも様々な対策が取られているが、有効な対応方法、改善プログラムの確立はできていない。本研究では、ネット依存症の児童生徒を対象とした治療キャンプの効果を縦断的追跡調査し、コントロール群や病院治療群と比較検討することで、治療キャンプの有効性を検討する。また、治療効果が高い子どもの背景、治療効果に影響する家庭環境や養育態度についても検証する。本研究の結果より治療キャンプに加え、キャンプ参加者の効果的な選考や親への介入などネット依存症に対する新たなアプローチを開発、立証することができる。
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研究実績の概要 |
初年度の2023年度は共同研究機関の医療法人社団光風会 三光病院の研究責任者である海野順院長と対面で会議を複数回行い、研究方法や介入手段について確認、協議しました。香川大学医学部の倫理委員会の書類を研究支援センターの支援を得ながら作成すると共に、ネット調査会社に相談および協議を行いました。研究コントロール群として選定する小中学校に関しては、香川県教育委員会を通して依頼しました。また、アンケート作成を関係者(香川大学と共同研究機関)と共に行い、完成させました。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理委員会の面談審査日が都合が悪く、2か月間延期になっているため。また、当初予定していたネット調査会社の利用がアンケート調査方法に問題があるため、利用するのを中止せざるを得なくなった。改めてコントロール群として調査可能な小中学校に打診せざるを得なくなったので、その調整に時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の計画では、(1)6月下旬に行われる倫理委員会で本研究の承認を得る。(2)同時にコントロール群として依頼している小中学校に説明に上がり、第1回目の夏休み前のアンケート調査のためにアンケートを紙とGoogle formの二つで準備する。(3)夏休み前にコントロール群のアンケートを実施する。(4)8/18-24に開催される治療キャンプでアンケートを実施する。(5)3か月後の11/24に行われるフォローアップキャンプで2回目のアンケートを行う。(6)同時にコントロール群にもアンケートを実施する。 来年度の計画では、介入1年後の調査を行う。(7)7~8月のタイミングでコントロール群と介入群にアンケート調査を行う。(8)縦断調査の解析を行う。(9)結果をまとめて学会や学会誌で発表を行う。
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