災害が心身の健康に及ぼす長期的な影響と発症予防に寄与する要因についての疫学研究

• 研究課題/領域番号: 23K16360
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
• 研究機関: 福島県立医科大学
• 研究代表者: 吉田 知克 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (60792851)
• 研究期間 (年度): 2023-04-01 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: Disaster / Mental Disorders / Healthy Life Style

研究開始時の研究の概要

東日本大震災後、福島県では避難住民の多くがストレスにより、うつ病など精神疾患や生活習慣病のリスクが上昇した。しかし避難区域以外の住民を含めた広範囲の影響及び長期的な影響については明らかではない。一方、避難住民でも健康が維持されている者もおり、震災関連疾患の発症には予防因子があると考えられるが、調査はほとんど行われておらず、生活の満足度に及ぼす影響も不明である。本研究は避難区域を始めとする地域別のうつ病等の精神疾患及び生活習慣病、ストレスを感じやすいとされる発達障がいの有病率の推移と避難との関連を検討する。また上記疾患と生活の満足度、生活習慣等との関連をコロナ禍の影響を含め検討する研究である。