研究課題
若手研究
過去20年間で薬剤曝露とパーキンソン病の発症リスクとの研究は数多く報告されてきている。しかしながら、それらの研究のほとんどが単一の薬剤使用に焦点を当てた研究であり、実際の臨床現場でよく出会う多剤併用(ポリファーマシー)の実態は考慮されていない。本研究では、日本と英国における大規模な診療データベースを用いて、臨床疫学と機械学習の手法を組み合わせることによって、パーキンソン病発症前におけるポリファーマシーのパターンを明らかにする。そして、それらの処方パターンとパーキンソン病発症リスクとの関連性を定量的に検証することを目的とする。