研究課題/領域番号 |
23K16372
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 公益財団法人結核予防会 結核研究所 |
研究代表者 |
鵜飼 友彦 公益財団法人結核予防会 結核研究所, 入国前結核スクリーニング精度管理センター, 主任研究員 (80729195)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 認知症 / インフルエンザ / Chlamydophila pneumoniae / サイトメガロウイルス |
研究開始時の研究の概要 |
本疫学研究は、65歳以上の要介護認知症(アルツハイマー型と脳血管性)の発症への細菌・ウイルス等の感染症の長期的な関与を、中年(40~64歳)における凍結保存血清を用いた大規模コホート内症例・対照研究により、これまで明らかにされている個人の生活習慣・既知のバイオマーカー、社会経済心理要因を系統的に調整して分析を行 い、認知症予防に寄与できる感染要因の関与を解明する。
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研究実績の概要 |
本研究は、秋田農村、茨城農村、大阪近郊の40~79歳住民約1万2千人のコホートであり、認知症発症者とそうでない者の比較をおこなう。認知症の発症者を正確に把握(アウトカム)することが重要である。認知症は、介護保険の認定書類をもとに、要介護認定を受け、かつ主治医意見書の「認知症高齢者の日常生活自立度」がⅡa(日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意すれば自立できる状態)以上に新規に判定された高齢者を、要介護認知症の発症例と定義している。本年度は、この定義を用いて認知症発症者の検討を行った。今後は、この認知症症例と、コントロールをマッチして、検体から各感染症の抗体価を測定し、解析をすすめていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
年度の途中に職場が変更になり、それに伴い検体の抗体測定が困難になった。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、秋田県井川町、茨城県筑西市及び大阪府八尾市のコホートで、認知症発症した者と発症していない者で、症例対照研究の形を作り、Chlamydophila pneumoniae、Cytomegalovirus、Influenza virusの抗体価を測定、その他の測定済の要因を考慮し、認知症発症との関連を調べる。
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