研究課題
若手研究
DNA鑑定実務では、犯罪現場に残されたDNAの質が悪く複数人のDNAが混合している場合に、誰のDNAが含まれているかを評価することが求められる。特に、捜査情報が殆どなく、問題となる人物(事件の被疑者など)が特定できない場合には、DNA型データベースに登録されている個人の中から、問題となる人物を探索する必要がある。本研究では、犯罪現場の遺留DNAに誰のDNAが含まれているかを人の手を介さずに短時間で探索できるようにすることを目的とする。具体的には、多数の実験データを基に機械学習を行うというAIの技術を応用し、判定精度については既存の専用ソフトウェアを用いて精査する。