研究課題
若手研究
臨床で頻繁に行われる業務の一つである点滴静脈内注射では、点滴の流量を調整する際に時計と滴下筒を見ながら滴下数を合わせていくのが一般的である。しかし、正確な調整には繊細さが求められ、業務内容に対して時間のかかる業務である。流量調整での時間的負担には、時計と滴下を視覚的な情報として交互に処理しなければならない難しさが一つの要因となっている。そこで本研究では、点滴の流量調整において視覚+聴覚を活用した方法(時計の音を聞いて合わせる方法)が、従来の視覚のみの方法に比べて、調整時間や流量の正確性において優位かどうかを明らかにするために、実態調査と実験的検証を行う。