研究課題
若手研究
臨床では、医療環境や生体に対して各種消毒薬を用いた消毒・滅菌が実践されてきた。これらの消毒方法は、汚染部位における細菌やウイルスなどを短時間に殺滅することが目的である。申請者は、P. aeruginosaに塩化ベンザルコニウムの殺菌力が12時間持続することを報告してきた。すなわち、BZCなどの各種消毒薬は持続的な抗微生物作用を有する可能性が考えられる。本研究は、日常的に臨床使用されている各種消毒薬の持続的な抗微生物作用を探索し、医療関連感染対策の一助とすることを目的とする。