| 研究課題/領域番号 |
23K16410
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| 研究種目 |
若手研究
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| 配分区分 | 基金 |
| 審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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| 研究機関 | 福岡女学院看護大学 |
研究代表者 |
本武 敏弘 福岡女学院看護大学, 看護学部, 講師 (30879911)
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| 研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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| キーワード | 心理的安全性 / ワーク・エンゲイジメント / 看護師 |
| 研究開始時の研究の概要 |
病棟に勤務する看護師の心理的安全性とワーク・エンゲイジメントを高めるための支援方法の構築を目的に、看護師を対象に調査票とインタビューによる調査を行う。その結果をもとに精神科医、専門看護師、臨床心理士、看護管理者らとワーキンググループを立ち上げ、実行可能性の高い支援方法の構築を行う。この研究によって看護師が心理的に安全な職場づくりに寄与し、看護の質の向上と安全な治療環境の構築を目指す。
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| 研究実績の概要 |
2025年度は当初計画通り、一次調査を完了し、結果の分析を行い、論文投稿の手続きをを進めている。一次調査の結果は心理的安全性と組織風土などの変数との関連は有意に認められたが、当初の仮説と異なりワーク・エンゲイジメントと心理的安全性の結果に強い関連を認めなかった。これは先行研究で示されていたワークエンゲイジメントの先行要因としての心理的安全性が有意であるとする先行研究の知見とは異なり、これまで一般労働者や海外の看護師を対象とした研究によって得られた知見は我が国の看護師に当てはめて考えることは困難であることを示している。その背景には従来より指摘されていた我が国の看護師の賃金の低さ、夜勤を含む過酷な労働環境、さまざまな就労に対するモチベーション、そしてコロナ対応による顕著な消耗感によりワークエンゲイジメントを高めるための心理的安全性が十分機能しない状況になっていることが考えられる。つまり、心理的安全性以前の労働環境の悪化による影響がワークエンゲイジメントに強い影響を与えていることを示唆している。 従来の計画ではワーク・エンゲイジメントと心理的安全性の関連について看護師を対象にインタビューを行う予定であったが、そもそも看護師が感じている心理的安全性とは何か、という研究疑問に基づき、インタビュー調査を行う必要が生じた。 そのため、新たに質的研究に長けた研究協力者に協力を仰ぎ、文献の再検討と、今後の調査に向けて改めて研究計画の見直しを行なった。 当該研究計画については現在、研究倫理審査を受け、再審査を予定している。2025年9~10月にかけてデータ収集を行い。同年度中に分析まで終了する見込みである。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
大きな遅れではないが、今後の研究計画の見直しにあたり、研究計画の再検討などが必要となったため。
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| 今後の研究の推進方策 |
一次調査の結果により、看護師にとっての心理的安全性とは何か、再検討を要すると判断した。つまり先行研究で明らかにされている従来の心理的安全性の定義では看護師に当てはめることが困難であると考えたためである。再定義のプロセスにあたり、質的研究による調査の重要性が増したため、質的研究に長けた研究協力者に協力を仰ぎ、今後調査を進めていく予定である。
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