研究課題
若手研究
緩和ケアの質評価のため、がん患者のご遺族を対象とした全国規模の調査が広く実施されている。その調査項目に含まれる「自由回答」には、選択式の設問では捉えられない緩和ケアの質改善に有用な意見が多く含まれている。しかし、全国規模の調査で得られる自由回答は1万件を超え、自由回答を分析するには多大な時間と労力を要する。そこで、本研究ではがん患者ご遺族の貴重な声を見落とさないためにも、近年注目されている人工知能や自然言語処理技術を活用し、遺族調査内の自由回答の分析システムを開発/検討する。