研究課題/領域番号 |
23K16418
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
鈴木 奈々 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (60833796)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ACP / アドバンスケアプランニング / 血液がん / がん看護 / 予後理解 / 緩和ケア |
研究開始時の研究の概要 |
近年、固形がん患者に対してアドバンス・ケア・プランニング(ACP)が実践されている。しかし血液がん患者においては、化学療法の進歩により長期生存が期待できる一方で急激に病状が悪化することもあり、予後予測が難しいことから、ACPの適切な時期や実施方法が未確立である。 申請者らの研究グループは、固形がん患者の予後認識やACPの実施方法について研究を行ってきた。さらに申請者自身の血液内科医・緩和ケア医としての経験も重ね合わせ、ACPの準備性や予後理解を把握し、医師と看護師が協働することで血液がん患者に対しても円滑にACPが導入できるのではないかと発想した。
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研究実績の概要 |
本研究は、初回再発後の血液がん患者を対象とした観察研究をまず行い、その後初回再発後の血液がん患者のACPの準備性にあわせた医師・看護師協働ACPプログラムを開発する予定である。 研究の第一段階として、血液がん患者におけるACPの準備性解明のための他施設観察研究を開始した。血液がんは進行期においても化学療法を行い長期生存する患者もいるが、病状に急変の可能性が高く、固形がんと異なる特徴を有しており、予後予測が難しい。ACPの準備性とは、自己の生き方や価値観を表明する心構えと自身の病状を含めた予後理解などの要素を包含している。国際的なコンセンサスとして、ACPは患者の準備性に応じて行われるべきであることが示唆されているが、血液がん患者を対象として、ACPの準備性に着目した研究は存在しない。そこで、血液がん患者においてACPを普及・実装させていくために、患者のACPの準備性の実態を明らかにすることを目的とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
各施設でのIRB申請登録に時間がかかり、研究の開始が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き各施設にて、適切な患者に対して登録を行っていく。
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