研究課題
若手研究
膵がんや肺小細胞がん、胆道がんなどの難治性がんは、診断の遅れや治療手段の少なさなどによって、極めて難治な経過を辿るとともに、5年生相対存率も10~40%と他のがん種よりも著しく低い。難治性がん患者を抱える家族もまた、多大な心理的負担によって心理的不適応や抑うつに陥る可能性があり、適切かつ専門的な支援が不可欠である。そこで、本研究では①文献レビュー、②難治性がん患者の家族、難治性がん患者・家族に携わる看護師を対象としたインタビュー調査に基づき、③難治性がん患者の厳しい治療・療養過程を支える家族に対する看護支援プログラムの開発を目指す。