研究課題/領域番号 |
23K16434
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
川端 愛 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (20611247)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | がん治療 / 意思決定 / がん看護 / 進行がん / 意思決定支援 |
研究開始時の研究の概要 |
進行がんにおいてがん薬物療法の奏功を認めない場合、治療は薬剤を変更して継続される。しかし、死の間際まで身体的負担の大きな治療を行うことで、人生最期のQuality Of Lifeを損ねることが懸念されており、治療の継続か終了かという意思決定は重大である。本研究は、進行がん患者および医療従事者の視点から治療の継続または終了に関する意思決定ニーズを評価することを目的とし、実装可能な意思決定支援のあり方を検討するものである。治療の状況が分かり、患者の生活を支援し、がん相談業務を担う看護師が、患者と共にこの課題に取り組むことで、単なる治療選択ではなく、人生や価値観を包含した意思決定支援が可能になる。
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研究実績の概要 |
オタワ大学が示している、患者と医療従事者の意志決定ニーズのアセスメントワークブック、および文献レビューを行い、進行がんにおける治療の継続または終了に関して質問項目を作成した。本研究では倫理的課題が高いテーマを取り扱うため、まずは予備的研究として、作成した質問項目をもとに患者に構造化インタビューを実施し、その結果を受けて質問紙を完成させる方針とした。また、がん医療に携わる看護師にアクセスし、データ収集の手続きについて具体的な方法の検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
教育活動のため、研究に時間を割くことが難しい。
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今後の研究の推進方策 |
質問紙の内容について、現状に適した質問項目であるか、回答する患者が十分に回答できるかを医療従事者(がん看護を専門とする看護師)の協力を得て、討議する。質問紙を完成させたのち、倫理審査の承認を受け、データ収集に入る予定である。 データ収集においては、作成した質問紙を用いて構成的インタビューを実施する。また、インタビューの終わりに、治療の中止、変更、休薬、減量等にかかわる意思決定について、自由にか語ってもらう非構成的インタビューも実施する。これらのインタビュー結果は、記述的に分析を行う。
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