胃切除術後患者の食事支援は、患者が術後の生活の質を最善の状態に維持できるような指導・支援を行う必要がある。しかしながら医療者が患者に行う食事指導は、対象者の背景に依らない画一的な内容にとどまっている。本研究では、患者の個別性を踏まえたカスタム型の食事指導・支援を展開するために、「食べ方」の問題タイプの類型化を試みるとともに、「食べ方」の問題タイプに応じた対応策までをセットにしたプログラムを構築することである。先行研究で得たインタビューデータを基に、「食べ方」を構成する因子を基に、本研究では質問紙調査により因子間の関連性を明らかにする。
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