研究課題/領域番号 |
23K16442
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 日本赤十字秋田看護大学 |
研究代表者 |
北林 真美 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 講師 (10756472)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 虚血性心疾患 / 就労者 / オンラインプログラム / 就労継続 / レジリエンス |
研究開始時の研究の概要 |
我が国の労働環境は、労働人口の確保、事業場における継続的な人材確保と生産性の向上、労働者のワークライフバランスの実現という課題を抱えている。近年、労働人口の虚血性心疾患罹患率は増加傾向で、虚血性心疾患につながる血圧や血中脂質の有所見率も増加している。しかし、虚血性心疾患を抱える就労者への整備は遅れ、身体障害手帳、介護保険の対象からも除外されている。 本研究は、レジリエンスの特性に合わせたオンラインプログラムを開発することである。プログラム内容は、治療と仕事を両立するためのワークライフバランス実践力の向上と心臓リハビリテーションの継続を目的に、レジリエンスの特性に応じて構成する。
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研究実績の概要 |
本研究は、研究者がスタート支援において実施した研究により、虚血性心疾患患者のQOLはレジリエンスに関連があるという前提に基づいて実施している。 本研究の目的は、虚血性心疾患をもつ就労者のレジリエンスの特性に合わせたオンラインプログラムを開発することである。本研究により、虚血性心疾患をもつ就労者のQOLの向上、具体的には離職防止と虚血性心疾患の再発・虚血性心疾患の再発を招く可能性がある合併症の予防に貢献することができると考えられる。 本研究は、3段階のステップを計画している。第1段階では、研究者がオンラインプログラムを作成し、デルファイ法を実施する。第2段階では、第1段階で作成したオンラインプログラムを実施し、検証を行う。第3段階は、第2段階で実施したオンラインプログラムの評価を経て修正したオンラインプログラムの実施し、検証する。 現在は、第1段階のオンラインプログラムの作成に取り組んでいる。第1段階の具体的な方法は、研究者が文献やインタビュー調査を実施した結果をもとにオンラインプログラムの素案を作成し、デルファイ法を用いて医療従事者や患者会に意見を問うものである。 現在の進捗状況は、研究者によるオンラインプログラムの素案を作成している段階である。今後は、倫理審査を申請する予定である。デルファイ法を実施することにより、多くの医療従事者や患者から意見をいただき、オンラインプログラムの精度を高める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本来であれば、オンラインプログラムの素案を有識者に確認していただく段階であるが、オンラインプログラムの素案作成を行っている。理由は、素案作成の方向性の検討に時間を有したこと、参考図書や文献の収集、デルファイ法を実施に協力できる対象の選定に時間を要しているためである。今後は、研究のエフォートをあげて取り組みたい。
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今後の研究の推進方策 |
今後はオンラインプログラムの素案を完成とデルファイ法への協力者募集を平行して実施し、計画を軌道に戻したい。
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