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ミックスメソッドによるAYA世代がんサバイバー向け情報支援ツールの効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 23K16444
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関目白大学

研究代表者

木全 明子  目白大学, 看護学部, 助教 (40714291)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードAYA世代 / がんサバイバー / 情報支援 / ウェブサイト / ミックス・メソッド
研究開始時の研究の概要

本研究は, ミックス・メソッドによるAYA世代向け療養支援ウェブサイトの効果検証,ウェブサイトの改定によるサバイバーシップケアの充実に挑む. AYA世代は,がんの罹患や治療が日常生活やライフイベントに影響を及ぼすことにより,この世代特有の悩みや困りごとが生じる.しかし,ライフステージの課題に対するリソースは少なく,多様なニーズに応じた情報提供が求められている. 先行研究ではアンメット・ニーズに応えるため,ウェブサイトを開発し,2019年に一般公開した.本研究では①情報ニーズの充足,②セルフ・エフィカシーの向上,③ウェルビーイングの向上を検証し,サバイバーシップケアの更なる充実に寄与する.

研究実績の概要

本研究の目的は、①AYA世代がんサバイバー向け情報支援サイト(以下、本サイト)の効果をミックスメソッドで検証し、評価方法および評価指標を確立する、②研究成果に基づき新たな仮説を構築する、③情報支援が十分であるかどうか検証し、より効果的なサイトとなるように再改訂を行うことである。社会的意義としては、AYA世代がんサバイバーの情報支援における地域格差の解消に繋がり、サバイバーシップケアの充実に貢献することが期待できる。
本研究は先行研究で開発に従事した、本サイトの効果をミックスメソッドで検証する第一段階、サイトを再改訂する第二段階で構成される。2023年度は研究初年度として、第一段階に向けた準備を遂行した。具体的内容として、研究班会議による専門家およびAYA世代がんサバイバーの意見聴取、サイト評価方法および評価指標に関するレビュー、研究計画の洗練、インタビューガイドの作成、本研究専用サイト構築および倫理審査の準備を進めてきた。
サイト評価方法および評価指標に関するレビューは、医中誌Web、Cochrane Libraryを用いた文献検索、国内外のAYA世代がん情報を含む既存サイトの報告書、e-Health centerの掲載論文をレビューした。レビューの結果、既存サイトの評価指標はユーザー数、ページビュー数に留まっており、サイトがユーザーにもたらす効果に関する評価指標は見当たらなかった。Monitoring and evaluating digital health interventions(2016)を参考に、本研究は独自の評価方法および評価指標の設定とした。加えて、AYA世代がんサバイバーおよび専門家(医療・看護・心理・社会分野等)で構成される班会議での研究方略の再検討、患者団体に所属するAYA世代がんサバイバーへのヒアリングを重ね、本研究専用サイト構築および倫理審査に向けた準備を遂行した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度から2024年度にかけて、前述の本研究目的①を達成する予定であったが、ミックスメソッドによる検証が未実施である。理由としては、患者団体に所属するAYA世代がんサバイバーを対象として慎重なヒアリングを重ね、研究計画書の洗練、本研究専用サイトの構築および倫理審査の準備に時間を要した。次年度は本研究目的①の達成に向けて、ミックスメソッドによる調査を確実に遂行する。

今後の研究の推進方策

2024年度は、前述の本研究目的①の達成に向けて、本サイトをミックスメソッドで検証し、AYA世代がんサバイバーの情報ニーズ、セルフ・エフィカシー、ウェルビーイングに対する効果を明らかにする。2025年度以降は本研究目的②③の達成に向けて、本研究成果に基づき、先行研究で構築した概念枠組みを再検討する。また、本サイトは各臨床経過にあるAYA世代がんサバイバーへの情報支援が十分であるかどうか検証する。さらに、コンテンツの拡充、再改訂を行うことにより、ユーザーにとってより役立つサイトの発展に寄与する。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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