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先天性心疾患をもつ幼児の主体的な発達を支える包括的援助指針の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K16452
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

中水流 彩  千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (00847238)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード先天性心疾患 / 幼児 / 主体的な発達 / 包括的援助指針 / 先天性心疾患患児 / 発達 / 包括的援助 / 指針
研究開始時の研究の概要

共生社会の形成が加速するなか、先天性心疾患患児・患者においても、疾患をもちながら社会に参画し、主体的に生きていく力が求められている。本研究は、先天性心疾患患児・患者の主体的な生涯発達の基盤を形成する幼児期に焦点を当てて、患児の療養生活に合わせた援助の視点を解明し、包括的な援助指針の開発を目指すものである。本研究は、1-1: 文献検討 1-2: 患児の療養生活に関する基礎調査 2: 援助指針(案)の考案 3: 専門家会議を通じた援助指針の開発 より構成する。多領域の包括的観点をもって患児の主体的な発達を支え、彼らの能力を最大限に引き出す、援助指針を開発する。

研究実績の概要

本研究の目的は、幼児期の先天性心疾患患児の療養生活の様相を明らかにし、患児の療養生活に合わせた援助の視点を導出すること、さらには、多領域の観点を統合し、患児の主体的な発達を支えるための包括的な援助指針を開発することである。指針の一部には、申請者が開発した「先天性心疾患手術を受ける幼児のレディネス発達を促進する看護支援プログラム」を包含する。本研究は、【研究1-1: 文献検討】【研究 1-2: 患児の療養生活に関する基礎調査】【研究2: 援助指針(案)の考案】【研究3:専門家会議を通じた援助指針の開発】の4段階の研究より構成する。
本年度は、【研究1-1】を展開し、国内外の文献を対象にレビューを行った。対象文献の分析を通じて導かれた、先天性心疾患をもつ幼児の生活(療養生活、家庭生活、社会生活および家族の生活)に関する知見を統合し、【研究1-2】に繋がる示唆を得ている。文献レビューの成果は、次年度以降の学術集会にて公表を予定している。
また、本年度は、研究課題「先天性心疾患手術を受ける幼児のレディネス発達を促進する看護支援プログラムの開発」に並行して取り組み、指針に包含する具体的な看護支援プログラムの完備に努めた。「先天性心疾患手術を受ける幼児のレディネス発達を促進する看護支援プログラム」は、先天性心疾患をもち手術を受ける乳幼児とその親を対象とし、多職種連携のもと縦断的に展開される看護支援プログラムとして開発された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

【研究1-1:文献検討】の成果発表について、APPCS2023(The 9th Congress of the Asia-Pacific Pediatric Cardiac Society)での公表を予定していたが、2023年学術集会は2月開催であったため、実行することができなかった。本成果発表については、APPCS2025(The 10th Congress of the Asia-Pacific Pediatric Cardiac Society)もしくはWCPCCS2025(9th World Congress of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery)での公表を計画している。
【研究 1-2:患児の療養生活に関する基礎調査】については、協力施設との調整を進めている状況である。

今後の研究の推進方策

【研究1-1:文献検討】の成果発表に向けて、次年度以降に開催される学術集会の情報を収集し、演題登録等の準備を進めていく。また【研究 1-2:患児の療養生活に関する基礎調査】は、所属大学の倫理審査を受審後、県内医療機関3施設を中心に研究協力を依頼していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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