研究課題
若手研究
わが国は少子高齢化や母親の就業率上昇などにより,簡単に母乳育児を継続できない育児環境となってきている。しかし,これまでの支援方法は母乳育児を促進しようとするものが多く,混合栄養で児を育てている母親に着目した先行研究は少ない状況がある。母親にとって「母乳育児ができたか」=「よい母親かどうか」という構図があることで,希望通りに母乳育児ができない悩みは深刻である。そこで本研究は,母親が自身の母乳育児に納得し自信を持って子育てに臨めるような支援を目指して,混合栄養で児を育てる母親と支援者双方の立場からその現状と課題を明確にし,混合栄養で児を育てる母親に特化した支援ガイドを開発することを目的とする。