研究課題/領域番号 |
23K16481
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
中嶋 祥平 帝京大学, 医療技術学部, 助教 (30964192)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 造血幹細胞移植 / フォローアップ / 移行期支援 / 外来 / Quality of Life / フォローアップ外来 / 晩期合併症 / 移行期支援外来 / 小児看護 |
研究開始時の研究の概要 |
小児期に造血幹細胞移植を受けた患者は、さまざまな合併症により身体・心理・社会面に影響を来たす。そのため、退院後の外来通院では小児科外来に加え、複数の専門外来を受診する必要性が高いが、これらの外来における心理・社会的支援についての現状やその内容について十分に明らかになっていない。 本研究は、小児期に造血幹細胞移植を受けた患者と家族の心理・社会的支援の在り方を調査することにより、心理・社会的支援を理論に基づき提供できることが期待される。
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研究実績の概要 |
<実績の概要> 2023年度~2024年度前半の計画として、造血幹細胞移植を受ける患者と家族に関する心理・社会的支援の内容を質的かつ網羅的に明らかにするために、診療録調査・インタビュー調査に向けた文献レビューを行った。また、研究①:診療録調査と医療者へのインタビュー調査+研究②:小児期にHSCTを受けた患者と家族へのインタビュー調査を統合した研究計画書の作成・研究機関との調整を行った。
<実績の詳細> 1)文献レビュー:Ichushi-web、PubMed、およびCINAHLのデータベースより、造血幹細胞移植を受けた患者および家族の要望やニーズ、ケアに焦点を当てた論文を抽出し、カテゴリ化した。6つの項目に分類され、患者および家族のこれらのニーズは、造血幹細胞移植の経過とともに変化することを明らかにした。また、造血幹細胞移植の初期の段階から多職種で連携する必要があることが示された。この文献レビューでは、今後の研究③の遂行に向けた患者報告アウトカムの選定が不十分であり、造血幹細胞移植を受ける患者および家族における適切な患者報告アウトカムに関する文献レビューを次年度行う必要がある。 2)研究計画書の作成:研究①および研究②の実施に向け、研究計画書を作成し、研究予定施設と調整中である。また、倫理委員会への申請に向け準備を進めている。文献レビューや専門家の意見を反映させ、インタビューガイドを作成する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画から実現可能性を考慮し、全体計画を修正した上で進展している。
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今後の研究の推進方策 |
倫理委員会での承認を得たうえで調査を開始し、調査を実施する予定である。また、患者報告アウトカムに関する文献レビューも並行して実施する。
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