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肺炎予防のためのトレーニング体操の開発とその臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 23K16495
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関高崎健康福祉大学

研究代表者

千木良 佑介  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (10709033)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード肺炎予防 / 高齢者トレーニング / 咳嗽能力強化 / 筋力トレーニング / 咳嗽能力 / 健康教室
研究開始時の研究の概要

①機器を使用しない、より有効な呼気筋力トレーニングの考案(咳嗽能力の向上)
②姿勢が“呼吸機能”と“呼気に関連する筋の出力”にどれほど影響があるか、健常成人を対象に検証する。
③高齢者に対し介入研究を行い、姿勢の改善や呼気筋力の強化を目的とした【肺炎予防体操】を開発し、高齢者へ介入研究を行いその効果を立証する。
今回の研究計画によって、呼気筋力のトレーニングと姿勢調節を目的とした【肺炎予防体操】における基礎研究から臨床応用までの一貫した基盤を確立できると考える。

研究実績の概要

若年者を対象に姿勢により(健常姿勢と円背)呼吸機能がどのように変化するか、その影響を明らかにした。
条件設定は健常姿勢条件:「一番良いと思われる姿勢をとってみてください。」と説明し、Milneの円背指数(Ann Hum Biol、1974)が0~5の範囲内に入るようにした。円背姿勢条件:Milneの円背指数より円背の程度を設定する。12.7±3.6(軽度円背条件)、17.9±2.5(中等度円背条件)、22.3±2.5(重度円背条件)となるように円背を設定した。評価方法は呼吸機能は座位にてスパイロメータ(ミナト医科学株式会社:オートスパイロAS-307)を使用し、肺活量(以下VC)、対標準肺活量(以下%VC)、努力性肺活量(以下FVC)、対標準努力性肺活量(以下%FVC)、1秒量(以下FEV1)、1秒率(以下FEV1%V)、最大呼気流速(以下PEF)を健常姿勢条件、軽度円背条件、中等度円背条件、重度円背条件の4条件で測定した。各姿勢において咳嗽時の、吸気補助筋、呼気補助筋、姿勢保持筋の活動を筋電図により計測・解析するために筋電計の用意と計測の準備を実施した。今後、健常姿勢、円背姿勢(3条件)で強制咳嗽を行い、肺容量を大きくとるときに重要な吸気補助筋、咳嗽の瞬間に働く呼気補助筋、良姿勢を保持する姿勢保持筋を表層から筋電図により計測し、解析する。筋電図は表面筋電計(Ultium EMG:Noraxon社)を使用し計測する予定。
上記によりA.呼吸がどれほど姿勢の影響を受けるのか、B.良姿勢での強制咳嗽を行うときに時に、特にどこの筋活動が活発なのか、を明らかにし高齢者に対する【肺炎予防体操】考案時に活用する。現在、協力施設と打ち合わせし、高齢者への検討準備をしている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在、若年者の検討まで実施した。高齢者に対しての検討、体操の開発のための打合せは、現在進行しているので今後、協力施設との連携を強化し実施していく。

今後の研究の推進方策

今後は【肺炎予防体操】の開発、高齢者に対する介入を実施していく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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