研究課題/領域番号 |
23K16515
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
小嶋 美沙子 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (30347190)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | デイサービス看護師 / 医療的ケア / 要介護高齢者 / 看護ケア / 多職種連携 / 高齢者看護 / デイサービス / コンピテンシー |
研究開始時の研究の概要 |
介護保険サービスの利用増加に伴い、デイサービス利用者は全体の約半数を占め、要介護高齢者にとって最も身近なサービスと言える。一方で、在宅で生活する医療的ケアの必要な要介護高齢者も増加している。しかし、デイサービスでは看護師の人数が少なく、医療的ケアがあることを理由に利用を断られるケースが多い。そのため、本研究の実施により、DS看護師の役割が明確となり、少人数でも多職種連携の実践により、要医療要介護高齢者が安心できて安全な在宅生活の継続につなげることができる。研究概要は、デイサービスにおける要医療要介護高齢者への看護ケアのコンピテンシーおよび効果的な多職種連携の明確化である。
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研究実績の概要 |
2023年度は、デイサービス看護師の看護ケアのコンピテンシーの明確化を目標として、医療的ケアの必要な要介護高齢者への看護ケアの実践度と必要性の把握をするために、無記名自記式の質問紙調査を行った。質問紙は、デイサービスで過去に実践した医療的ケア、デイサービス以外で連携している専門職種、多職種との連携の現状と要望、効果的な多職種連携、デイサービスにおける医療的ケアの必要な要介護高齢者への看護ケアの実践状況(デイサービス看護師にインタビュー調査を行った研究結果から得られた項目を使用)、事業所および対象者の基本属性から構成した。また、厚生労働省が公表する「介護サービス情報公表システムの介護サービス事業所データ」より全国のデイサービス事業所を検索し、各都道府県の10分の1ずつデイサービスを抽出(4,330箇所)し、質問紙を郵送した。 質問紙は、現在、結果をまとめている状況であるが、目標としていた回収率20%は達成することができている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
医療的ケアの必要な要介護高齢者への看護ケアの実践度と必要性の把握を目標として、各都道府県の10分の1ずつデイサービスを抽出(約4,400箇所)し、自記式質問紙にて医療的ケアの必要な要介護高齢者への看護ケアの実践度と必要性、多職種との連携について調査した(横断的量的記述研究、一次調査)。抽出時は、地域密着型デイサービスも含めた。回収率は、概ね、目標とした20%から回収することができ、現在、結果をまとめている段階である。
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今後の研究の推進方策 |
9月頃までに、抽出したデイサービスでの、医療的ケアの必要な要介護高齢者への看護ケア実施に関連する事業所や職員の基本属性、多職種連携等に関する分析を行い、事業所およびデイサービス看護師の基本属性や背景をふまえて、医療的ケアの必要な要介護高齢者への看護ケアのコンピテンシーおよび多職種連携の現状を明確化する。 10月頃から、デイサービス看護師も含んで連携しながら、在宅での安心で安全な生活が継続されているデイサービス事業所から、多職種連携の現状についてインタビューにて多職種連携のポイントや留意点などを明確化する。
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