研究課題/領域番号 |
23K16518
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 静岡社会健康医学大学院大学 |
研究代表者 |
佐々木 八十子 静岡社会健康医学大学院大学, 社会健康医学研究科, 講師 (70590925)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 転倒予防 / 組織評価 / 実装研究 |
研究開始時の研究の概要 |
入院患者の転倒は、身体損傷の発生だけでなく、日常生活動作の低下、入院期間の延長、Quality of Lifeの低下、医療費の増大につながる可能性もあるため、転倒予防対策は重要な課題である。入院時の転倒リスク評価や専門職間の多因子介入等による対策が試みられているが、構造化された転倒予防介入により見られる初期段階の効果は時間とともに低下することが報告されている。本研究は、実装研究の包括的枠組みに基づき、①急性期病院の入院患者を対象とした転倒予防介入の持続性に影響を及ぼす可能性のある患者、看護スタッフ、組織レベルの要因を特定すること、② 患者と看護スタッフの要因を比較対照することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究は、実装研究の包括的枠組みに基づき、①急性期病院の入院患者を対象とした転倒予防介入の持続性に影響を及ぼす可能性のある患者、看護スタッフ、組織レベルの要因を特定すること、② 患者と看護スタッフの要因を比較対照することを目的としている。
2023年度は、患者・看護スタッフ・組織の調査票作成にあたり、文献レビュー、尺度や質問項目の検討を行った。調査協力施設の倫理審査申請手続きの準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
R5年度初めの時点では、R5年度中に研究協力施設での調査開始が可能であると見込んでいたが、施設内の設備導入に伴う院内調整が予想以上に時間を要していることが判明した。院内の調査実施体制が整うまで、本研究の介入(転倒リスク予測モデルの導入)を延期せざるを得なかったため、R5年度に計画していた介入を実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
倫理審査申請の準備は完了し、来月の審査会に申請を予定している。倫理審査の承認が下り次第、看護スタッフおよび入院患者への調査を開始する。7月頃から調査協力施設で転倒リスク予測モデルを導入する。導入から半年が経過した時点で、患者への転倒リスクに対する認識と予防策に関する調査、看護師への転倒に関する知識と自己効力感、組織の状況や文化を評価を計画していたが、導入時期が遅れたため、導入から3か月の時点で一度評価を行う。R6年度内に転倒リスク予測モデルの導入から3か月時点での調査結果を示したいと考えている。
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