研究課題
若手研究
大規模災害に対応しうる看護職人材の育成は喫緊の課題である。災害看護学の発展により、看護学生が基礎教育課程で獲得すべき災害看護実践能力(コンピテンシー)は明らかにされてきた一方、能力育成方法については未だ体系化不十分である。そこで本研究では、1)国内看護系大学災害看護関連科目のシラバスレビュー、2)国内外の災害看護教育実践報告の系統的文献レビューを実施し、3)ICN災害看護コアコンピテンシー2.0版を基盤とした災害看護教育プログラムを構築する。蓄積されてきた知見とグローバルスタンダードに則った国際的教育プログラムを発信し、災害看護専任教員や授業時間数の不足に悩む国内外の基礎教育現場に貢献する。