研究課題/領域番号 |
23K16528
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
高田 聖果 東邦大学, 看護学部, 助教 (30932917)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ツール開発 / 高齢者 / アドバンスケアプランニング / ACP / 地域 / 地域住民 / ゲーミフィケーション |
研究開始時の研究の概要 |
本人の望む生活の継続や医療・ケアの提供には、本人の希望を家族や医療・ケア提供者と共有するアドバンスケアプランニング(ACP)が重要だが、死に関する内容を含むため実施のしづらさが課題である。ゲームの人を引き付ける要素を応用するゲーミフィケーションを用いたツールの実装は、ACPで話し合う内容の理解や将来について話す心づもりなどのACPの準備性を高めACPの実施を促進しうるが、日本の地域に住む高齢者を対象に開発されたツールは少なく、有効性の知見も十分ではない。本研究では、高齢者のACPの準備性を高めるゲーミフィケーションを用いたツールを開発し、実用可能性を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、地域在住の高齢者のアドバンスケアプランニング(ACP)の準備性を高めるツールを新たに開発することである。2023年度は、ツールの開発準備として、文献検討や聞き取り調査により高齢者へのACPで話をするべき内容を明らかにするほか、ツールの形態の検討や海外視察を予定していた。しかしながら、出産・育児により研究中断が必要となったため、2023年度は文献検討の枠組みの設定のほか、聞き取り調査に向けた倫理審査の申請準備等を行った。 2024年度は、まず出産により研究が中断されたため着手できなかった文献検討や聞き取り調査を遂行し、開発するツールをどのようなものにするか、内容や形態等を検討し、開発案を作成する予定である。 2025年度には開発案をもとにツールのβ版を開発するとともに、地域在住の高齢者を対象に試験的実装をするためのプログラムの準備を進める。同年度中に試験的実装を行い、参加対象者らからの反応を得る。最終年度までには、ツールのβ版の試験的実装による成果を取りまとめるが、主な成果のほか、各年度で得られた成果等については、学会誌、及び、学会発表等で発信していく。 海外ACP事情に関する視察を予定していたが、2024年度以降は長期出張が困難であると想定されるため、Web会議システムを使用するなどして、海外でACPの実践経験のある医療職から実態等の情報を収集し、ツールの開発に活用していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
産前・産後休暇、育児休暇取得のため2023年10月から2024年3月まで研究を中断したことにより、研究の遂行が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の基盤となる文献検討と聞き取り調査を行い、ツールのβ版開発を進める。
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