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食道癌術後患者の健康関連QOL向上を目指した呼吸サルコペニアに対するアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 23K16533
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

大倉 和貴  秋田大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (70910313)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード食道癌 / 食道切除再建術 / 呼吸筋 / 呼吸サルコペニア / 健康関連QOL
研究開始時の研究の概要

食道癌患者の年齢調整死亡率や術後5年生存率は改善してきている。一方で食道癌術後患者では健康関連QOLが低下していることが報告されている。その要因の一つとして呼吸困難がある。我々のこれまでの検証では食道癌の術前または術後に横隔膜筋厚の減少や呼吸筋の筋力低下を呈する症例が存在することから、術後の呼吸困難の要因として呼吸筋の筋量や機能低下、すなわち呼吸サルコペニアの関与を考えた。本研究では食道癌患者において呼吸サルコペニアが術後の呼吸困難や健康関連QOLに関連するかを明らかにしたい。この研究の結果は食道癌術後患者の健康関連QOLの向上を目指したアプローチとして新たな手段の構築に繋がる。

研究実績の概要

本研究の目的は、根治的手術が予定されている食道癌患者を対象とし、術前または術後の呼吸サルコペニアと術後の呼吸困難、健康関連QOLの関連を検討することである。この結果を元に食道癌術後患者の健康関連QOLの向上を目指した新たなアプローチの構築に繋げることを目標としている。本研究は2022年度10月から開始した。2022年度は7例、2023年度は24例の患者を対象にデータ収集を進めることができている。しかし、周術期管理の進歩もあり、呼吸サルコペニアに該当する患者も少なく大まかな傾向が掴めていない現状である。2024年度はさらに症例数を追加し、データ収集に努めていく。また、その他に術前の呼吸サルコペニアの存在が術後呼吸器合併症(PPCs)に及ぼす影響も後方視的に調査している。その結果、術前の呼吸サルコペニアはPPCsと関連するという結果を得ている。この結果は2024年度に学会発表する予定である。さらに術前呼吸サルコペニアとPPCsの関連に関しては他施設の協力を仰ぎ、多施設共同研究としても調査を進める計画を立てている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

想定よりも手術件数が少なく、解析対象者も少ない状況である。今後の進捗状況次第では研究期間の延長も視野に入れる必要がある。引き続き、目標症例数を目指して症例集積を行う。

今後の研究の推進方策

引き続き、目標症例数を目指して症例集積を続ける方針である。また、関連する後方視的研究に関しては学会発表や論文化を通して結果を報告していく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 呼吸サルコペニアを有する肺癌術前患者に対する吸気筋トレーニングの経験2023

    • 著者名/発表者名
      大倉和貴、高橋裕介、坂本理々子、畠山和利、粕川雄司、今井一博、南谷佳弘
    • 学会等名
      第33回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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