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脊髄反射回路の増強が運動機能の増大・回復をもたらす神経機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K16538
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

兼重 美希  京都大学, 医学研究科, 助教 (40867868)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
キーワード脊髄 / 筋 / 磁気刺激 / 皮質脊髄路 / 筋活動 / 運動機能増強 / 脊髄反射回路
研究開始時の研究の概要

意図した運動を行うためには、適切に筋活動を生成することが必要である。筋を直接神経支配する脊髄運動ニューロンへは、一次運動野から脊髄へ投射する経路だけでなく、筋から脊髄へ投射する脊髄反射回路も存在し、脊髄反射回路も随意運動中の筋活動の生成に貢献することが考えられる。本研究では、脊髄反射回路を選択的に活性化あるいは不活性化し随意運動機能がどのように変化するかを明らかにすることを通して、随意運動制御機構における脊髄反射回路の役割を明らかにする。

研究実績の概要

本研究は、脳損傷後の運動麻痺に対して臨床現場でよく用いられているrTMSの効果の背景にある神経メカニズムを明らかにし、運動パフォーマンスを改善するためのより効果的なrTMSの使用法を見出すことを目的としている。当該年度は連発磁気刺激のパラメータを変化させること及びリハビリテーションの組み合わせ法によって、反対側の皮質脊髄路と脊髄内神経回路の興奮性がどのように変化するかを可視化するために、ヒトとラットを用いて、実験を開始した。ヒトとラットの両方において、おおよそセットアップは構築でき、順調にデータは取得できている。ヒトを用いた実験では、抑制性rTMSとリハビリテーションを組み合わせることによって、反対側の皮質脊髄路の興奮性が上昇し、運動パフォーマンスも改善することが確認されている。今後、被験者の数を増やして検討していく。ラットを用いた実験では、健常ラットと脊髄損傷ラットを用意し、rTMSにより皮質脊髄路の興奮性を操作する実験を開始している。rTMS介入により脊髄内神経回路の興奮性が変化することが確認できており、こちらも頭数を増やして同様の傾向が見られるか確認していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実験データを取得できているため。

今後の研究の推進方策

実験を継続しデータの数を増やす。これまでと同様の結果が見られるか解析する。結果がまとまった際には、学会発表を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 生理学 第6版2023

    • 著者名/発表者名
      岡田 隆夫、鈴木 敦子、渡邉 マキノ
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      医学書院
    • ISBN
      9784260053181
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-04-13   更新日: 2024-12-25  

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