研究課題
若手研究
本研究の目的は,肥満を伴う糖尿病由来の微小血管退行に対する交流磁気刺激の予防効果を明らかにすることである.2型糖尿病に起因する肥満は内臓脂肪の蓄積や脂肪細胞の肥大化が原因となり,アディポサイトカインなどを過剰に産生する.アディポサイトカインの過剰産生は骨格筋の炎症状態を引き起こし,微小血管退行を引き起こす.これまでの先行研究において60Hzの交流磁場は代謝促進効果が明らかになっている.したがって,本研究では60Hzの交流磁場が脂肪の蓄積や脂肪細胞の肥大化を抑制し,アディポサイトカインの産生を低下させることで,骨格筋の微小血管退行を抑制することが可能かを検証する.