研究課題
若手研究
変形性膝関節症患者の筋力低下には、筋量減少などの骨格筋の要因、運動指令を伝達する神経系の要因が関連すると考えられている。これまで、多くの研究で骨格筋の要因と筋力低下との関連が示されているが、神経系の要因と筋力低下との関連は十分に検討されていない。本研究では、神経系の要因として運動単位の特徴に着目し、筋力低下の進行と運動単位の発火頻度との関連を縦断研究で明らかにし、加えて運動単位の発火に影響する関節病態などの患者特徴を特定する。さらに、トレーニングによる筋力改善と運動単位の発火の改善との関連を解明する。