研究開始時の研究の概要 |
超高齢社会の本邦において, 心臓手術対象患者も高齢化しており, 術前の虚弱(フレイル) は術後合併症や生命予後の独立した予後予測因子として注目されている. 一方, 口腔機能の低下(オーラルフレイル)はフレイルに陥る前段階の症候群であり, 適切な介入により改善余地がある. しかし, 術前のオーラルフレイルの定まった評価指標は存在せず, ゆえに予防的介入の有効性についてのエビデンスも乏しい. そこで本研究ではオーラルフレイルの評価指標を確立することを目標としている.これらが明らかとなれば,医科歯科連携の基盤を確立できると期待される.
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