研究課題
若手研究
多様な神経疾患で生じる“しびれ感”は日常生活動作や生活の質を著しく妨げる重大な神経症状であるが,体系的な介入が確立されていない問題がある.これまで研究代表者らは,脊髄神経機能不全症例において,経皮的電気神経刺激(Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation:TENS)を応用した“しびれ同調TENS”によって即時的にしびれ感が改善したことを報告している.しかしながら,他のどのような疾患や病態特性に効果があるのかは不明である.本研究では,疾患ごとのしびれ感の性質およびしびれ同調TENSの効果を探索・類型化することでしびれ感の病態や介入効果の検証を行う.