研究課題
若手研究
高齢者の末梢前庭機能障害による平衡障害は転倒,骨折,寝たきり,認知症という負のスパイラルの原因となり,超高齢社会を迎えるにあたり解決すべき重要課題の一つである。この平衡障害の治療法として前庭リハビリテーションが注目されつつある。平衡障害の原因は多岐にわたるが原因に合わせたテーラーメイドな前庭リハビリテーションの確立にはいまだ至っていない。本研究の目的は1)末梢前庭機能障害症例の平衡障害の原因を客観的、定量的に評価し原因によるグループ分けを行うこと、2)平衡障害の原因に合わせた前庭リハプログラムは効果が高いかを検証することである。