研究課題/領域番号 |
23K16602
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
榎園 崇 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30644314)
|
研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 小児てんかん / 認知機能 / 手指微細運動 / 眼球運動 / 微細神経学的徴候 / 定量化 / QOL |
研究開始時の研究の概要 |
てんかんの有病率は1000人に5-8人(国内で60万-100万人)とされ、乳幼児から高齢者のいずれの年齢層でも発症する。そのうち、約30-40%は、抗てんかん薬の内服治療が効きずらい薬剤抵抗性てんかんとされ、外科治療や食事療法などが普及しつつある。てんかん治療のゴールは、発作消失のみならず、治療後の「生活の質」の向上も重要である。我々は、小児てんかん患者を対象に、認知機能や学業成就に深く関わる手指微細運動、眼球運動といった微細神経学的徴候について、磁気センサ型指タッピング装置やアイトラッカー(視線計測装置)を用いて定量的に評価し、小児てんかん患者の認知機能と微細神経学的徴候との関連を検討する。
|
研究実績の概要 |
てんかん治療のゴールは、発作消失のみならず、治療後の「生活の質」の向上も重要である。我々は、小児てんかん患者を対象に、認知機能や学業成就に深く関わる手指微細運動、眼球運動といった微細神経学的徴候について、磁気センサ型指タッピング装置やアイトラッカー(視線計測装置)を用いて定量的に評価し、小児てんかん患者の認知機能と微細神経学的徴候との関連を検討する研究を行っている。 すでに指タッピング装置やアイトラッカー(Tobii Proスペクトラム)は研究室内にあり、研究開始に向けた機器使用手順の習得や移動可能な設置台の作成を行った段階である。アイトラッカーに関しては、どのようなタスクを行わせてどのような機能を定量化するか(スクリーン上にどのような画像や動画を示すか)が研究の鍵になるため、アイトラッカーの既報で行われているタスクに関して、文献調査を行っている。文献調査終了後、定量化したい認知機能を明確化した後、タスクに必要な画像や動画作成を行う。同時に、研究開始に向けて、研究計画書の作成と倫理申請をすすめていく予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度の上半期にかけて、同時並行で行っている別の研究の倫理申請なども控えている都合上、やや遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
今年度の下半期以降、本研究へよりエフォートを振り分けることができる予定であるのと、今年度からは大学院生にも研究補助を依頼する予定である。
|