研究課題/領域番号 |
23K16603
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井口 はるひ 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (00790776)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 嚥下 / 耐久性 / 姿勢 / 筋電図 / swallow / electromyography / endurance |
研究開始時の研究の概要 |
今回われわれは、(1)筋活動の評価法である表面筋電図の経時的変化から、嚥下関連筋群の筋疲労を捉え、(2)筋疲労と臨床的に観察される嚥下の耐久性低下の関連を確認する。さらに(3)筋疲労出現の要因として食事中の姿勢変化や全身的な易疲労性が関与しているか検証し、(4)嚥下耐久性に対するリハビリテーション介入の効果を検証する。 高齢化の進んだ現代日本社会において,疲労感の評価と嚥下障害・姿勢の関連の病態解明とそれに対するリハビリテーション法の確立は急務であり,今後必要性はさらに高まると考えられる。
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研究実績の概要 |
高齢化社会に伴い嚥下障害の発生が増え、嚥下機能の評価の重要性は認識されているが、一般的に,下機能の評価は,短時間の嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査が用いられ,口腔・咽頭機能を主に評価しており、耐久性を考慮した研究はない。本研究は侵襲の少ない検査(表面筋電図・圧センサー・加速度)を併用して食事時間における嚥下機能・姿勢の変化を評価することで,特に高齢者に見られる耐久性低下に伴う嚥下機能の低下の検出をめざす。本研究の成果は嚥下の耐久性評価に新しい視座を導入するものであり,臨床的にも高齢者の誤嚥性肺炎の発生を減らせると考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
健常者を用いて筋電図で嚥下関連筋群の評価を行うことができるようになっているため。
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今後の研究の推進方策 |
筋電図での評価は可能となっているため、座位姿勢の評価を可能として、倫理申請を行い、高齢者や嚥下障害患者の評価を行っていく。
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